処理委託契約にあたっての法定外の記載事項
法定外なので記載義務はありませんが次の事項を入れれば無難でしょう。
① 責任の範囲
ビジネスですから,馴れ合いはいけません。責任分担を記載しましょう。
② 実地確認に関する事項
中間処理施設,最終処分場を実際に自分の目で確認しましょう。
③ 再委託の禁止に関する事項
再委託は原則禁止です。原則ですから,排出事業者の承諾等があれば認められます。
再々委託は,認められません。
④ 権利義務の譲渡等に関する事項
勝手に権利義務を譲渡すると廃棄物処理法違反となります。
⑤ 契約内容の変更に関する事項
変更は,協議の上で,等の条文が付け加わります。
⑥ 機密保持に関する事項
機密保持は,常識ですが,公表せざるを得ない場合も出てくるかもしれません。その際は,文書での承諾する旨の条文があるといいでしょう。
⑦ 契約の解除に関する事項
契約解除の条件等を入れておきます。
⑧ 協議に関する事項
「契約に定めのない事項については甲乙協議の上……」等のお馴染みの条文が入ります。