マニフェストについて
マニフェストとは,日本語では,「産業廃棄物管理票」と言います。
日本語の方が意味が通じると思います。
政権公約もマニフェストと言います。英語のスペルは,manifestoと書いて,マニフェストウ,と発音します。
産業廃棄物管理票の方は,manifestと書いて,マニフェストと発音します。紛らわしいです。
何のために,どの様に使用するのかと言いますと,
排出事業者が産業廃棄物の処理を委託する際に、マニフェストに、産業廃棄物の名称、数量、運搬業者名、処分業者名などを記入し、産業廃棄物とともに処理業者に渡します。7枚つづりの伝票形式になっており,収集運搬,中間処分,最終処分が終了する都度,各々の処理業者からマニフェストの写しが送られてきます。そのことによって,産業廃棄物の流れを自ら把握・管理するしくみです。
図に示したマニフェストは,収集運搬業者が区間を分けて運搬する場合のもので8枚つづりになっています。
この制度は,平成2年から当時の所管官庁である厚生省の行政指導により始まりました。
その後,平成5年4月から特別管理産業廃棄物について義務付けられました。
平成9年からは,全ての産業廃棄物について使用が義務付けられました。