清掃こぼれ話

はじめに

私は,仙台市に38年間勤務しその内35年間廃棄物部門に在籍しました。
若い頃に工場に併設された,ごみ,排水,排ガスの分析を行う化学的検査の業務を経験しました。
工場や隣接するごみの収集事業所には,長年清掃の現場に勤務していた先輩職員がおり,その先輩方から古き良き時代の「清掃」の話を伺いそれをメモしてきましたが,その内の一部について,し尿編とごみ編に分けて随時ご紹介していきたいと思います。

し尿汲み取り

バキュームカーが普及する以前(昭和30年代前半)は,し尿を樽で運んでいた。便所の汲み取る場所が家を挟んで道路と反対側にあり,そこまでの路地もなかったりする場合,肥樽を肩にかつぎ新聞紙を敷いた家の中を通るということもしばしばであった。作業も大変で,狭いトイレの中で,短くした手汲みでこぼさないように汲み上げる慎重な作業が要求された。

その肥樽は,両脇を鉄のかぎで引っ掛けて吊り下げるようになっているが,し尿から出る有害ガスのため腐食し壊れやすくなる。その金具が壊れると場所によっては,大騒動になる。

着物の反物を売っている店の中を通っている時に反物の上にこぼしてしまい,店の人にはしこたま(大変)怒られ,「弁償してくれ!」となった。平身低頭で謝り,店の中をきれいに掃除し,反物も洗濯し,請求の半額だけを弁償して許してもらうことができた。

また,八百屋の店の中で品物の上にこぼしてしまったことも。さすがに,これは食べ物なので全額弁償しなければならなかった。まさしく「こぼれ話」である。
この頃は清掃労働に対する偏見が根強く,作業員は手拭いでほっかぶりし,マスクとサングラスが,いわば清掃スタイルであった。

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